2010年12月10日金曜日

Fish World_fish

相模湾にてキンメダイやクロムツといったFishを釣った。これが驚くほど美味しい魚で、是非また釣ってきて食べたいと思った。そしてその釣りもまた楽しい。ウインチみたいなリールを使って10メートル位ある仕掛けを水深400~500メートルの海底に落として釣りをする。そのため、オモリも250号と重く、お祭り防止のため仕掛けは船の端の釣り座(ミヨシもしくはトモ)から順番に降ろしていく。その為、1日の投入回数は8回前後に限定され、自由度は少ない。しかし、アタリがあったときにリールを巻いている時のドキドキ感はなんとも言えないものがあり、私的にはこれがツボにハマってしまった。
そんな、いわゆる“深場釣り”とよばれる、超マニアックな釣りですが、私が住んでいる関東近辺には大きく分けて3つのエリアがある事がわかった。私なりにその3つのエリアを分析してみると、それぞれ初級・中級・上級に分かれているように思われる。ちょっとまとめてみると、

私が深場デビューした海であり、潮が比較的緩やかでライト深場がメインとなっているエリア。使用オモリは200~300号がメインになっていて、リールはコマンド4以上でなくてはならないが、竿はギリギリではあるがアジイカ竿でもいけてしまう。仕掛けもムツ針17~18号10本針以下が主流で船縁に設置した磁石板からの投入となり、比較的容易に投入ができ仕掛けの使いまわしも可能。そして各船宿のHPを見てみると、料金10,000円~11,000円と深場にしてはリーズナブル。まさにライト深場です。ちなみに狙える魚は、キンメ、クロムツ、アコウダイ。立派な深海Fish達です。

僅かに茨城にかかってしまいますが、波崎~白浜までのエリア。ここで使用されるタックルは、リールこそコマンド4でも対応できる所が多いのですが、オモリは400~500号を使用するため竿は専用竿。300号負担以上の竿が必要となります。仕掛けの投入も、針数が少なければ(10本以下位)磁石板からの投入も可能な所が多いのですが、針数が多いと私はまだ経験のない“掛け枠”とよばれる治具投入になります。馴れればそんなに難しくはないようなのですが・・仕掛けを自分で作り、掛け枠に手際良く巻けるようになってからトライしたいです。料金は13,000~20,000円位。釣れる魚は、キンメ、クロムツ、アコウダイに加えてベニアコウダイといった魚も狙えるようです。ちなみに狙う棚が深くなる冬場(12月~2月)やベニアコウを狙うには、リールはコマンド9以上が必要となります。また、フラッシャーキンメという、早朝に水深200メートル付近を餌をつけずにサビキでキンメダイを狙う釣りなんていうライトなものもあったりします。因みにオモリは200号。個人的に近々トライしたいと思っている釣りものです。

歴史と伝統のある伊豆半島の深場釣り。ここで使用されるタックルは、リールはコマンド9以上、専用竿。おもりは鉄筋2キロが標準で、仕掛けも20本針以上のものを8組(7~8回投入)用意し、基本的に投入ごとに新しいものを使うそうです(もちろん手際よく回収・治具への巻き取りができれば使いまわしは可能です)。料金は調べた限り、18,000円以上。用意する仕掛けの事を考えると、最低30,000円は必要だと思います。そして狙える魚達はキンメダイやアコウダイといった、相模湾や外房南房とそん色ないのですが、ここで釣れるジャンボキンメは相当美味しいらしく、これだけの費用と労力をかける価値はあるのだそうです。狙う水深は300~600メートルなのですが、20本針以上でパーフェクトに針がかりする事も珍しくなく、コマンド9でも上がらない事もあるとか。いや~、一度は経験してみたいです。

・北茨城~いわきのマダラ釣り
300号オモリを使うので最低でも200号負担のオニカサゴ用となり、できれば専用竿が良いみたいです。マダラは基本的に底にいるので、針数は5本程度。3本針でも十分なようなので、実は深場入門にはうってつけ。夏~冬(12月)にかけてがシーズン。雄を釣って白子をいれた鍋なんかにしてみたい。料金は15,000~20,000円。大変人気のある釣りものらしく、週末に予約を入れる時は早めにしたほうが良さそうです。

南房の冬の風物詩。今年(2010)は調子が悪く、どこの釣り船もこぞって夜クロムツ船に切り替えているようですが、良い年だと正味3時間半の釣りで40センチクラスが30匹以上なんていうのもあるようです。狙う棚は100~150メートル位。なので深場とはいえない釣りですが、キンメダイというカテゴリー的に載せてみました。ちなみにタックルはリールも竿もアジイカでOK(PE5号300メートルに150負担竿)。オモリは200号。投入も自由で、それこそアジイカの延長でキンメを釣る、といった感じだそうです。実はキンメダイ、夜に浅場にあがってきて活性があがるのですが、資源保護のため他のエリアでは夜キンメは禁止されています。従って私の知る限りですが、現在夜キンメができるのは南房だけのようです。来年は好調に期待!
簡単に調べてみただけですが・・行きたい釣りものだらけ。自分のタックルと照らし合わせてみると、伊豆半島(上級者?)以外は大丈夫そう。個人的にはもう一度キンメダイをメインターゲットで行きたいところだけど、なにせ妻が妊娠中なので(妊婦は水銀含有量の関係でキンメダイをたくさん食べてはいけません)・・思い切ってアコウダイメインで南房に決定!
思えばこのアコウダイ、出会いはまだ新婚時代の6年前、伊豆の回転寿司屋さんであった。ウニ2貫が光輝く500円の皿で回っていたのに対し、アコウダイが1貫で同じ皿で回っていた。そして近くに回ってきてよーく見てみると・・皿が2枚重なっていた。要するに1貫1,000円という事だ。安さが売りの回転寿司で。もちろん手が出る事はなかった。この衝撃的な出逢い??から、実は私とアコウダイの戦いが始まっていたのかもしれない。
ちょっと大袈裟ですが・・そんなワケで今回は鴨川の渡辺丸さんにお世話になる事にしました。釣りものは“房総フラッシャー”という仕掛けでのクロムツ・アジ五目とアコウダイ狙いの深場リレー。一応深場が駄目な時の保険でクロムツやアジなんかを朝方狙うらしいです。タナコンブルとコマンド4が同時に使える今の私には美味しい釣りです。釣れればですが・・